山日記

あんな山こんな山登ってきました〜
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南アルプス・笊ヶ岳(2629m) その2

25日晴れ
コースタイム:水場3:50〜(15)〜伝付峠4:05〜(40分林道戻る)〜笊ヶ岳登山口4:45〜(1時間40)〜登山道合流地点6:25〜(1時間45)〜天上小屋山8:10〜(1時間05)〜生木割山9:15〜(1時間55)〜椹島下降点11:10/11:20〜(30)〜笊ヶ岳11:50/12:15〜(15)〜椹島下降点12:30/12:40〜(40)〜草地13:20〜(2時間30)〜標柱15:50〜(1時間20)〜コル17:10〜(30)〜笊ヶ岳登山口17:40〜(20)〜椹島18:00
※歩行時間14時間10分 (内休憩 2時間15分)

GPS軌跡1 GPS軌跡2
※ChiyomiちゃんのGPS軌跡大きいので2分割(大きくなります)

3時起床、ヘッデンを頼りにパッキングをして軽くご飯を食べてからまだ薄暗い内に出発。水場から少し登ると左側が開けていて黒いシルエットの富士山が見える、小屋の灯りもみえて思っていたよりも富士山が大きく見える。しばらく笹原を登っていくといきなりブルドーサーでならしたような林道に出て驚いたがそこが伝付峠で道標があった。地図とかガイドブックを読むと笊ヶ岳への登山道は林道終点からと書いてあったので私はこの林道の終点から登山道があるとばかり思い込んでいたのでこの林道を歩いて行ってしまったがこれが間違いの元だった。

富士山
富士山〜肉眼ではもっと綺麗に見えていたのに

:付き峠
伝付峠と間違って歩いて行ってしまった林道

少し明るくなった林道を歩いて行くと右に荒川三山が綺麗に見えて山を見ながら快適に歩いて行ったのはいいのですが、どんどんと下がって行くし稜線から離れていく。私の中でもあの稜線を歩いて行くのじゃないかな?と、ちらっと思ったけどこの林道の先に登山道が有ると思ってそのまま歩いて行ってしまった。カーブの所でやっぱりおかしいと気がついて(遅いわよね)慌てて戻った。ここで40分のロス、林道を戻ると右に登山道が出て来て笊ヶ岳の標識も出て来た、この分岐になんで気がつかなかったのかな〜薄暗かったことと私の思い込みと景色の良さに見とれて気がつかなかったのか、それに笊ヶ岳の道標が分岐の少し奥に建っていたので見落としたのかも・・・

赤石岳方面
この景色に見とれたのかも・・・

正規の登山道
戻って正規の登山道に入る。ここで40分のロス(写真Chiyomiちゃん)

正規の登山道といっても地図上では林道になっている、で林道終点とはこの林道の終点のことでした。林道に入りしばらく歩いて行くと、突然GPSを見ていたChiyomiちゃんがこの尾根の上にも登山道が有るよと言った。旺文社の地図には載っていないけど2万5千の地形図には載っている。後で考えると人間の心理って面白い、概に間違った登山道を歩いてしまった焦りからか、また間違ったのかと思いちょうど尾根に上がれるところだったので尾根に上がってしまったのです。

尾根に登った時はまだうっすらと踏み跡らしき物がありましたが歩いて行く内にだんだんと踏み跡はなくなり倒木帯やらシダが生い茂る山の中になってしまった。もう元の道に戻れないので前に進むしかない、尾根を外さないように地形図とChiyomiちゃんのGPSを見ながらなんとか歩いて行くと、Chiyomiちゃんからそろそろ林道の終点になるよと教えてくれ、右側に窪地が見えたら程なくちゃんとした登山道に合流して3人でほっとした。ChiyomiちゃんのGPSが無かったら不安になってしまったと思うとGPSさまさまです。

ヤブ
尾根の上はこんな感じで倒木帯(写真Chiyomiちゃん)

登山道
やっと登山道と合流、標識も出てきた。(写真Chiyomiちゃん)

間違って戻ったのとこのヤブ漕ぎで1時間ちょっと時間をロスしてしまったので先を急ぐ。ちゃんとした登山道は本当に歩きやすい、道標も出て来ました。これからは間違わないように慎重に歩いて行かなくてはね。トラバース道はしらびその原生林の中ですが時々赤石岳など展望が良いところがあり快適に歩きトラバース道が終わると程なく天上小屋山に到着展望はありません。

トラバース道
トラバース道の道標(写真Chiyomiちゃん)

途中で見えた展望
途中から見えた赤石岳、奧に塩見岳と去年歩いた蝙蝠岳

天上小屋山
トラバース道の終わりと天上小屋山山頂

原生林の尾根道を歩いていくとの生木割山山頂、ここにはアンテナが建っていて回りはテントが張れるくらいの広場になっていた。生木山から少し下っていくと突然目の前が開けて崩壊地の所に出た、ガイドブックでは崩壊地の上を歩くようにと書かれていたので私達も上を歩く、途中からは笊ヶ岳も見えましたがなんだか雲が掛かっているわ。崩壊地の真ん中にトラバースの踏み跡がありましたが歩く人居るのかな?崩壊地の縁を登り途中から樹林帯に入る道を登り崩壊地の反対に出てからいっきに下る。

生木割山
生木割山山頂、アンテナが建っていた

笊ヶ岳
突然開けて正面に笊ヶ岳で見えた

崩壊地
崩壊地、縁を歩いて行くと左に登る踏み跡が出てくる(写真Chiyomiちゃん)

鞍部から緩やかに登っていくと椹島への下降点が出て来ましたがもう一つ先に有るはずなので少し歩くと道標の掛かる分岐に着きました。ザックを下ろして持って行く物をサブザックに入れていると単独の男性が下りてきた、今日初めて会う登山者です。笊ヶ岳を椹島日帰りするなんて凄い健脚だねと2人と話しながら私達も笊ヶ岳山頂を目指して登る。荷物が軽いと楽ですねぇハイマツ帯になると笊ヶ岳山頂に到着。山梨側はガスが掛かり楽しみにしていた小笊の向こうに富士山は見られなかったけど、静岡側の南アルプスは綺麗に見えます。笊ヶ岳を挟んでこんなに天気が違うなんてね。ガスが晴れるのを少し待っていましたがとうとう晴れませんでした。

分岐
椹島の分岐でザックをデポ

笊ヶ岳 展望
笊ヶ岳山頂〜右はChiyomiちゃんの山座同定写真(大きくなります)

ゆっくりもしていられずに山頂を後に下降点まで戻り、荷物を詰め直していよいよ椹島に向けて下山開始。ガイドブックだとここから椹島までの登山道は不明瞭とのことだったので今度は間違えないように目印を確認しながら慎重に下りる。森を下って行くと涸沢に出てしばらく涸沢を下って今度は右の森に入りしばらく下ると突然草地の所に出て正面には先ほど通ってきた崩壊地が見え上倉沢に出た。ここで本当は右に行き上倉沢に下りるのに踏み跡に誘われて左に行き沢床に下りて回りを見回しても登山道は無い、3人で探してみると上流に矢印の看板が見えて側に行くと倒れかけた木にリボンとケルンが積んであり上に登る踏み跡があった。登山道を見失ったらとにかく次の目印が見つかるまでは先に進んでは行けないね、特に南アルプスの森はみんな同じようなので本当に慎重に歩かないと迷いやすい。

下山
下山開始〜

左岸の草原
地図で迷いやすいと書かれていた草原

沢の中の目印
この木の所に目印があった

踏み跡とリボンの目印を見つけて尾根をトラバース気味に登りここから地図書いてあったハードなトラバース道が始まる。最初の1本目は涸沢で次に出て来た沢は水量が少なかったけどここで水を汲む、この先に水量の多い沢がすぐ出て来てこちらで水を汲めば良かった。トラバースの登山道は道幅も狭く沢に下りるのも登り返すのも結構大変で、その間に尾根を越すのに梯子有り、ロープ有りのアップダウンがこれでもかと続きいい加減イヤになってくる。

トラバース道
トラバースの道、6本の沢を登下降しました(写真 Chiyomiちゃん)

歩いても歩いてもトラバース道が続きもう終わりかなと思うと沢が出て来て下って渡って今度は登る。3人で黙々と歩いてやっとの事で標柱の所に出たときは本当にほっとした。でもこの登山道の核心はこれから、ずっと2000m付近をトラバースしていたのでここからいっきに下ることになる。椹島は標高1100mなので後900mも下らなくてはならない。

標柱
トラバース道の終わりを示す標柱

この辺の森はみんな同じようなので登山道を見失わないように慎重に下りる、時には踏み跡が無くなり3人で探したりして下って行き肩からコルまでが激下りで足に来る。この辺になると3人とも疲れが出てきているのでなお一層慎重に歩こうと声をかけながら下る。やっとコルに着きあともうひと息、鉄塔の所を通りやっとの事で無事登山口に着きました。

コル
岩の間を抜けて・・・コルに到着

下山
鉄塔の側を下ってやっと林道に着きました。

もう3人とも足がぼろぼろ、でもここから椹島までの道が一番疲れたかも〜やっとの事で6時に椹島ロッジに着いた。手続きはChiyomiちゃん達に任せてベンチにへたり込んだ。着いたのが遅かったのでお風呂に入りたかったけど先にご飯を食べてくださいといわれた。汗だくでご飯を食べなくてはならず気持ち悪い、もう少し融通を利かせてくれても良いと思うけどね。しかし良く歩いて来ました、こんなにへたったのは朝日連峰を縦走したとき以来です。

椹島

さくらんぼ ----------------------------------------------------------------- さくらんぼ

26日晴れ
コースタイム:鳥森山登山口7:10〜(1時間40)〜鳥森山山頂8:50/9:20〜(1時間10)〜椹島10:30
椹島13:00〜(送迎バス)〜畑薙第1ダムP 14:25発〜(しずてつジャストライン)〜静岡駅16:00着解散

ロッジのふとんでゆっくりと眠れて少し疲れが取れました〜朝食は5時半からで早いけど山に登る人を対象なので仕方ない。畑薙ダムまで車で来ている人達はいいけど私達は畑薙ダムを14時25分発のバスに乗るので椹島は13時発の送迎バスになる。Chiyomiちゃんの計画では鳥森山に登る事になっていたけど、昨日の時点ではとても無理と思っていましたが、迎え酒ならぬ迎え登山で登ってみることにしました。ザックは自炊小屋に置いて鳥森山登山口から登りはじめる。昨日の疲れがあるので本当にゆっくりと登っていく、登山道も緩やかで歩きやすい。途中のブナの森が気持ち良い〜山頂からは赤石岳が綺麗に見えました。

朝食
朝食と登山口

登山道
緩やかな登山道(写真Chiyomiちゃん)

鳥森山
鳥森山山頂

下りてきてツエルトを干してレストハウスで生ビールで乾杯、昨日の夜はぬるい缶ビールだけだったので美味しい。お昼には特製のカレーを食べてなんだかんだやっている内に送迎バスの時間になり、満員のバスに乗り畑薙ダムに向かう途中、バスの運転手さんが笊ヶ岳が見える所で止まり説明をしてくれた。ほとんどの人は車で来ているみたいで路線バスに乗ったのは私達3人と単独の人達4人だけでした。途中の井川で1人下りて静岡駅に着いたのが18時、Chiyomiちゃんとまさこさんはここから高速バスに乗るので走って行き私は新幹線で帰りました。

お疲れ様

笊ヶ岳がこんなに大変だとは思ってもいなかった、あの道迷いと尾根歩きが無かったら伝付峠からの道は長いけど快適、去年二軒小屋の東海フォレストのおじさんが言っていたように、荷物を軽くすれば伝付峠からの往復が笊ヶ岳に行くのには良いかもです。計画してくれたChiyomiちゃん、マサコさん、ありがとうございました。こんかいあまり写真を撮れなかったのでChiyomiちゃんの写真たくさん使わせて貰いました。ありがとうね。
南アルプス | permalink | comments(4) | -

この記事に対するコメント

MINMINさん、レポ読んでいただきありがとうです。

登山口を見落としたのは思い込みが大きかったと思います。地図は見ていたのに何処を見ていたんだと後で反省しました(^^;

笊ヶ岳のある白根南陵はほとんど人と会わない領域ですよ。笊ヶ岳のもう一つの登山口もなかなかハードそうで、一番簡単なのは伝付き峠からの往復かも。
mogu | 2010/08/31 8:07 AM
レポ拝見いたしました。読んでいるだけで疲れてしまうほど、やっぱり笊ヶ岳は大変ですね・・・・。暗いと道迷いも起こりやすくなるし、かといって、行動時間を考えると早朝から行動しないとならないし・・・・GPSは最近は高機能のものが出ているようなので、私も買い換えたくなりました。

3日間、女性だけで密な山行ができてうらやましいです! アプローチのタクシーやマイクロバスも値段かかるし、頭が痛い山です。いつか南アルプスを笊ヶ岳から一望したいものです。本当にお疲れさまでした。
MINMIN | 2010/08/30 3:58 PM
ハイジさん、レポ読んでくれてありがとう。

そうです行ってきましたよ(笑)
去年の計画では椹島に下降しないで伝付峠を往復して二軒小屋ロッジに泊まる予定だったのよね。

>さて来年の目標は?

南アルプス登山隊隊長が百軒洞山の家でとんかつを食べたいと言っているけど・・・どうなることやら(^^;
mogu | 2010/08/22 8:30 AM
遅くなったけど見ました。

確かに去年塩見のレポに来年は笊ヶ岳だ!って書かれていたけど・・・
実行してしまうなんて、凄い。

恐るべし南アルプス登山隊!!


今回取ったコースの方が楽だ、といっても、さすが笊ヶ岳、そう簡単にはいかないってことが良〜〜〜くわかりました。


一日目にテントを張ったところに水場があることがまだ救いかな〜〜。
じゃなかったら恐ろしい量の水が必要よね。
水場があるからと言ってあんな豪華な食事にしてしまうのもこの登山隊の特徴。


さて来年の目標は?
ミセスハイジ | 2010/08/21 3:37 AM
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